愛を唄おう!











 
「いや、だからそういうんじゃなくてね。」
伊月は俺のベッドにころころと寝そべって携帯電話に話している。何組の何某さんとか、ちょっと空気読めって話じゃないかと俺は思う。
折角の部活休みで、珍しく二人して部屋篭ってんだよ察してくれねぇかな。伊月も何某さん相手に楽しそうに笑ってんなよあんま転がり回るとスカート捲れるぞ風紀委員さんよ。
「そういえばあれどこ置いたっけ。」
「んー?ああ、気にしないで。そんで?」
生返事頂きましたよ!有難くねぇな。確かにクロゼットの二段目の奥だ。有名通販サイトの箱の中には未開封の武将フィギュア紛れて、一つだけとんでもない中身が入っている。
「それは無い。え、でもさ、っ!?」
箱は一旦ベッドの下へ蹴り込んで、ニーハイと捲れ上がったスカートの間の肌色の手を置いた。相変わらずすべすべした手触りで、バスケ部マネージャーには無駄な肉を付ける余裕も無いらしい。まあ、案外力仕事だからな、マネージャー業ってのは。そこはしっかり尊敬してるし感謝してるんだぜ?
「ちょちょ、ちょっ、えっ、ま、あ、いやいや何でもない。で、いつ?次の日曜は無理だよ。あ、再来週は空くかな。うん、リコに相談してみる。」
太腿を撫で回していると、伊月は携帯電話に手を当てて、ちょっとやめて、と小声で叫んだ。ぺちっと俺の手を振り払い、スカートの裾を整えた。また寝転んだら一緒じゃね?手のひらに収まる踵をソックス越しに擽ったり、脹脛撫ぜたり遊んでたら顎を蹴られた。
じごうじとく、と口元を動かした伊月に頬が引き攣る。黒い髪がつやつやとベッドに散らばっているのをするっと肩から落として、電話口でまた何か何某さんと雑談中だ。脚を畳んで、ころりと丸くなった、ら、やばいよな。
「ごめっ、また後で!」
スカートが捲れ上がった隙に垣間見えた水色のショーツに、箱から取り出したローターを押し当てた。
流石にそこで電話は切られて、乱暴に割った膝の間に押し入るれば、ひゃんと啼いた。
「ひゅーが、じゃま、いやぁ・・・っ!」
びりびりっと繊細な皮膚を擦ったそれに声をころして身をくねらせる、その胸をぎゅっと揉み込んだ。セーラー服を脱がせて、さむい、と呻いた伊月にカーディガンを羽織らせた。
「脚、開け。」
「や、やだ。」
「つっても閉じらんないだろうけど。」
カーディガンとキャミソールとブラジャーのレースを退けて、寒さに勃った乳首にローターを押し当てれば、俺の脇腹をぐいぐい押していた膝からかくんと力が抜けた。乳房を揺らしてやれば、ちいさく喘いでカーディガンを握る。一度舐めて唾液で滑りを良くしてやれば、あっ、と高く喘いだ。
「や、ひゅーが、きもちよくなっちゃ、う!」
「そのつもりで呼んだんだけど?」
「ばかぁっ、あ、ひあっ、あっ。」
伊月の体は細くて白くて柔らかい。指先に挟んだローターと、蕩ける声音が不協和音を奏でながら落ちていく。
「ん、うぅー!」
白い首筋を晒してさらさらと黒い髪をベッドにばら撒けば甘い匂いがする。甘いものは得意じゃないが、なんかクセになる。
「あぁあ・・・ひゅーがぁ、ちゅーして・・・っ。」
完全にスイッチ入りやがった。細い指先をまろみのある乳房の天辺に導いてやれば、自分で引っ掻くように指先を動かしたので、ローターを貸してやればオモチャで乳房を抉るように動いた。そうやって欲しいなら言えっての。舌を絡ませ、唾液を交換しながら俺は黄色いローターを出した。片方を伊月が自分でやってるみたいに俺も弄ってやった。
「んむ、ふ、・・・んぅ。・・・・っは、あ。」
「こっち、やってやっから、自分で下触れ。」
スカートからちらちら見える水色のレースを上から引っ掛けば、ぎゅっと一度体を強張らせて、そろそろと細い指が布地を払った。だらしなく開脚された足の間に手を持って行って、下着の上からローターで引っ掻いて、俺が乳首を甘噛みしたのが合図のように、ショーツの横からローターを潜り込ませてクリトリスでも弄ってんだろう、悲鳴じみた嬌声が耳元に甘い。飴でも舐めてるみたいに乳首を舌で弄っていれば、カーディガンがずるずると肩から落ちて、キャミソールとブラジャーの肩紐も肩から滑って、片乳が剥き出しになった。
「あっ、あー、あぁっ。」
「気持ちいい?」
「ひゅーが、やだ、触って!きもちよくなっ、いぃ・・・!」
黄色いローターの振動は切って、明るい部屋にぐちゅぐちゅと滑ったそこに指を突き入れた。
「んあ!」
切れ長の目元から大きな雫が零れて、いや、だめ、と泣く。中を擦るように出入りさせ、時々ざらっとした中を指の腹で擽るとぎゅうっと指が締め付けられた。
「なあ、気持ちいい?めっちゃ濡れてるけど。」
「やあっ、あぁああっやんだめっ、あ!あっあ、ふあぁぁあ・・・もだ、めぇっ、そこ、ひっかいちゃ・・・っ!」
びくん、と大きくしなって俺の指を淫水だらけにした伊月は顔を真っ赤にしてイった。
「んふ、あ・・・っ、ひゅーが、あっ。」
イった直後でふらふらの体を後ろから抱き込んで、胸をめちゃくちゃに揉んだ。ぴくぴくと肩を震わせて、甘い息を吐いた伊月の耳を食んで、しっとりと汗ばんだ黒髪を梳いてやったらうっとりと猫のように擦り寄って、そのまま腰を抱き、ショーツの中に手を突っ込む。
「あっ。」
咎めるように甘く啼いたが、そのままぐちゃぐちゃと入り口を擦ってやったら手に縋り付いてきた。
「ん?どうした?」
「い、いれ、て・・・ぇ・・・。」
「わかったよ。」
消え入りそうに強請った伊月の体を横たえると、耳かきみたいな形をしたバイブを俺は手に取った。
「やっ、やめっ、ぅあ!」
くるっと張り出した部分でクリトリスを散々苛めて、伊月が脚を閉じようとするのを抑えて、それをゆっくり挿れていく、イイ所にでも当たるのか、中を掻くたび、引っ切り無しに悲鳴が上がる。まあ、いやだとかやめてとか、そういうのが多いけど、前に試した時は痛みは無かったらしいので、とにかく不満なんだろう、本物じゃないことが。
「いっ、あ。やっ、やめて、も、だめ!」
ぶるりと白い肌が跳ねて、首まで真っ赤に染まった女体は正直、旨そうだった。
「気持ちよくないなら自分でこっち触っとけ。」
こりこりと乳首を細い指で弄らせると、なんだか意外なほど従順に俺に従った。どこまで許されるんだろうか。オレンジ色のバイブにローションを塗ったくって、ショーツを脱がした局部に擦り付ける。愛液と混じってどろどろに濡れたそれは、簡単に入り込んで行く。亀頭に真似た部分だけが少し太めに作られているので、挿入の瞬間だけ、伊月の腰を大きく揺らした。振動のメモリを徐々に上げると、ぐるぐると中で回り出す。
「抑えとけ。」
「うあ、あん・・・んっ、ひゅうがぁ、あ・・・っ。」
スカートもすっかり捲れ上がって、ニーハイに包まれた爪先が丸まったり広がったりを繰り返している。くねる痩身に覆い被さって赤いくちびるを貪る俺は、じゅうるりとその甘い唾液を飲み込んで舌を吸う。スラックスの上に走った弱い刺激には気付かない振りでいいだろう。もう二回くらい出てんだよパンツん中気持ち悪いわ。そのままローターをクリトリスに押し付けると、逃げるように身を捩って、俺に悲鳴を食われてイった。
はくはくと荒く呼吸を繰り返しているくちびるを何度も吸って、乳首を引っ掻いて、バイブを抜いてやると細い指は俺の首筋を辿って細い腕で俺の首を巻いて抱き寄せ、ほわっと微笑った。ちゅっちゅと可愛らしいキスを繰り返し繰り返し、飽きないくらいで黒髪を撫ぜてやった。
「ね、ひゅーが?」
うっとりと囁きかける小悪魔は、俺の指先の刺激で飛び起きてから崩れた。するりと線の細い輪郭をなぞって、くちびるをふにと指で突ついてやれば、甘い呼吸が指先にかかる。
「まあ、焦るなって。」
ぽんと頭を撫ぜてやり、うつ伏せに崩れた身体の腰を引き寄せた。
「んっ、いや・・・っ!」
反った背は黒い髪を白い肌に飾り、力の入らない腕でもって突っ伏して腰を掲げている。ぬっぷりと挿入されていくのは半透明の太いバイブで、、同時にクリトリスを抉る。スイッチを入れた途端、鋭い悲鳴が上がり、部屋は嬌声で満たされた。
「やめっ、ひゅうがぁ!いやっ、あぁ、あ!あっ、んあ!」
体の中で異物が震える感触に悶える恋人は只管エロい。ぐぶぐぶと入り口は粘ついた水音を立てており、がくがくとその身体は撓った。
「あっ、いたっ・・・あ、・・・ん。」
「痛い?」
「それ、あんまうごかしたら、いたい・・・。」
一度スイッチを切って、ぎゅっとシーツを掴んで関節が白く浮いた伊月の指をゆっくり剥がして俺の手と絡めた。仰向けにして、脚を拡げて。
「辛いか。」
「そう思うなら、抜いて、よ・・・。」
はぁっ、と甘えた調子で指を絡めて擦り寄って、また震え出したオモチャに喘ぎ、悶え、絶頂を訴え、寸前で引き抜かれた。
「座れるか。」
下半身はスカートが整えば問題無いが、上半身は下着もカーディガンもぐしゃぐしゃだ。そこに俺の手が乳房を揉みしだき、やっと俺はスラックスとパンツを脱いだ。何も言わず伸びて来た手を俺は止めず、睾丸を揉む指先に、裏筋を舐めた赤い舌に、時折掠りそうになる白い歯に一度綺麗にされた。
「いれた、い。ひゅーが、おれ、これ挿れたい。」
真っ直ぐに俺を見上げた伊月はそうやって、俺の腕を引いて擦り寄った。
「はっ。淫乱。」
「硬く、なってる。」
そのまま跨ってこようとするので、慌てて避妊具を着けると、よく出来ました、なんて舌っ足らずに囁いて俺の額に口付けた。
「あ、んっ。」
感極まったように涙を一粒零し、力が抜けたらしい膝は自重で一気に俺を飲み込み、全身に鳥肌を立てた伊月はそのまま自分を強く抱く。
「あっ、は、ぁん。ひゅーが、きもちい?おれのなか、きもちいい?」
ゆるゆると腰を揺すって、不規則に中は蠢く。搾り取ろうってか。ごつんと叩きつけられた下からの衝撃に伊月は息を呑み、ひぐっと呻いた。
「や、やああっ、うごいちゃ、うごいたらやだあああ!しんじゃう!ごめっ、なさぁっ、あああらめっ、ひゅーがっ!」
ぷるぷると揺れる乳房を下からの掬い揉んで、がつがつ奥に叩き付けると、一瞬ぎっちりと強く咥え込まれた。甘いくちびるを貪るように口づければ、二度三度と伊月は俺の腕の中で跳ねた。
上下に弾んだり中でグラインドさせたりと伊月にさせたいように動かせた。俺は特に伊月が座ったまま開脚した時に出来る、股関節の凹みが好きだ。そこを擽ったり、ちくちくとクリトリスを引っ掻けば、高く甘く、伊月は啼く。
コンドームも二つほど消費して、伊月はいい加減意識を保っているギリギリのところでまた挿入した。もう悲鳴か嬌声かわからないその声は、それでも確かに俺を呼んだ。
「も、ゆるし、あっ、ひゅーがっ、ごりごりって、やだぁあ!」
「どうした?」
「あ、あ、あんっ!あうっ、やめ、やめやめやめてぇえ!」
きりっと俺の背中に爪を立てたのはどういう意味だったのか、言わなきゃわかんねーよ、止めるのが嫌なのかされるのが嫌なのか。まあ、起きたら聞けばいいのか。
さらさらと黒い髪を梳いてやったら、やっぱり猫みたいに擦り寄って来やがった。自分がどんな格好してるか自覚ねぇのか?

***

前触れなく女の子化。俺っ娘美味しい。Cくらいが希望。性癖ソート上位女の子版って感じですね。あとちょい鬼畜日向さん目指して失敗ったw

2012年10月18日 19:52初出。

20121115masai